パラノイアTRPG|誕生と転居を祝うパラノイア

2018年2月22日に31歳の誕生日を迎えた。
古くからのしきたりでは31アイスクリームを食べて祝うところだが、破天荒ぶりたいお年頃だったのであることを企てた。
それが「ベンノスケの誕生と転居を祝うパラノイア」だ。

その肝の部分

誕生日だから祝われるものだ。招待客は当然お祝いに来るもの。
しかし、その招待客の目的が実は祝うことでは無かったら……?

1万円分の全国百貨店共通商品券を用意し、これを手にするために競い合うことを招待客の目的とした。

パラノイアは完璧なゲームであり、ベンノスケを祝う幸せと楽しさは当然の権利です

まず、パラノイア(TRPG)を知らない人向けの説明をさせてもらうと、狂ったコンピュータに管理された未来のディストピア社会が舞台のユーモラスなTRPGだ。
TRPGがどういうものかを知らなくてもこの記事を読むことに問題はない。招待者の中にもTRPG未経験者がいたくらいだ。

さて、パラノイアのプレイヤーは具体的に下記の行動を行うことになる。

  • コンピュータから下される指令を遂行する(或いはふりをする)。
  • コンピュータへの反逆者として暗躍する。
  • 自分の他に暗躍する者を炙り出し処刑する。

猜疑の対象に挙げられないよう偽りの忠誠を翳しながら、秘密裏に与えられたミッションが達成できるかを問うことになる。
なお、処刑されるごとにプレイヤーのクローンが送り込まれるため、数回の処刑であればゲームを続行できる。

これをそのままベンノスケバースデーパーティに落とし込むことで下のようになった。

  • ベンノスケをお祝いする(或いはふりをする)。
  • 賞金獲得のため暗躍する。
  • ベンノスケに対し失礼をはたらく者を槍玉に挙げ処刑する。

そう。
みんな、上辺では「おめでとう」などと口にしながらも、裏では賞金を目指して泥臭い争いをしているのだ。

それぞれに与えられた密命

大別して3通りあった。

ベンノスケに対して不遜な態度をとる
「ベンノスケに対し敬称を使わない」、「部屋の片づけをまったくしない」など。身一つで遂行できるものの処刑対象になりやすい密命。
部屋や場を荒らす
「部屋に隠されたものを探す」のが主。賞金が保管された棚の鍵を見つけ出し賞金を盗み出すことから、アダルトグッズを見つけ出し皆の前に晒すものまで。
なお、引っ越したばかりでグッズなど無かったので、TENGA EGGを用意して冷蔵庫に仕込んでおいた。
実はベンノスケの味方として行動する
「他人の密命を暴く」、「とにかく処刑を多く行う」など。プレイヤー同士の監視を強めることを目的に用意した。

遊びに来てくれたみんなにそれぞれ配られた、密命と達成のためのヒント。12人分用意していた。

当日巻き起こったこと

正直、想定を超えてカオスな事態にはならなかった。
基本的にはお祝いしてもらって、NINTENDO SWITCHやボードゲームで遊んでいた。
その中で、部屋の中の小物が消失したり、突然ブレーカーが落ちたり、誰かがTENGA EGGを握っていたりということはあったが、朝から晩まで幸福な時間を過ごさせてもらうことになった。
プレゼントもたくさんいただいた。

そもそも、イベント化したり賞金を用意したりしてたとしても「自分を祝うために集まってほしい!」と呼びかけている時点でだいぶ図々しさがあるが、応えてくれる友人が多くいて嬉しい限りだった。

ちょうど半年が経過した。
また半年後もなにか面白いことができて、友人たちと過ごせるといいな。

ところで……

下記は実際に募集した際のTwiplaからの引用である。

コンピュータは、すべての参加者に愛され、尊敬されていると思い込んでいます。
(実際にはまったくそんなことはないのですが、コンピュータはイカれてしまっているのでそのことに気が付くことはできません)
あなたを含む市民は、そんなコンピュータが支配する会場で(嫌々)幸せに過ごしています。賞金のためです。仕方ありません。